2013年7月21日日曜日

同じメーカーの世代交代


三協高分子社は、信号灯器の樹脂製を開発後、LED式を開発。数多くのアイディアメーカーとして日本の信号機を支えてきた。

今回、このメーカーの世代交代をベースに話を進める。左の丸型は、三協高分子が日本全土に送り出した最強も出るともいえる樹脂製車両用灯器。レンズは大きく2種類存在する。網目模様とUの字模様の2種類。画像はUの字模様。

次に、樹脂製でありながら分離型、西日対策レンズのスフェリカルレンズを搭載した右側。コーティング改良により、黄ばみが出にくい処理がなされているため、10年経過しても比較的綺麗である。また、矢印の位置が3灯式の真下に取り付けられる。

スフェリカルレンズに至っては、レンズが分厚く色も濃いため、視認性を確保すると同時に劣化を防ぐ構造になっている。そのためか、10年経過しても、新品同様に見える。

このように、同社シリーズを世代違いで見るだけでも大きな進化が伺える。視認性と耐久性を的に開発されたと思われる。しかし、現代は省エネと低コストが争点となっている。今後、各社ともどう対応していくかが注目される。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、文顔です(^^)。ブログではしばらくぶりになりましたm(__)m。

    個人的に、やはり左側写真の丸型樹脂製灯器はお気に入りです(^^)。小糸工業(株)などのオリジナル型はあるものの、樹脂製信号機といえばまずこの会社の信号機が思い浮かびますね。

    分離型のほうは、やはり黄ばみが出にくい処理が実施されているのですねφ。

    最近、仕事柄、樹脂(プラスチック)がいくつか種類があることが分かり始めているのですが、信号機で多く用いられているのはポリカーボネイト樹脂で、ポリエチレン樹脂や塩化ビニル樹脂は見かけないですね(^^;)。耐紫外線や強度を考えると、ポリカーボネイトが優れているということでしょうかφ。

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  2. コメントありがとうございます。丸型デザインは確かに三協のメインでしたね。共通鉄板が出る前にこのデザインがあったことから、この灯器をベースにしたのでは?と思います。
    分離型は、後追いデザインですが丸型で培った技術が結集されていますし、黄ばみ防止も施されていることから、10年経過しても綺麗です。場所によっては黄ばんでるところもありますが。
    なんといっても、ポリカーボネイトが一番適材なのでしょうね。PPとかは向いていなさそうです。

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