2022年1月12日水曜日

低コスト灯器が登場して早5年が経過。今後、各地で求められる課題とは・・・

 


各社が新しい規格に準じて2017年から製造・販売を開始した。
あれから5年が経過した。ここで、全国的に普及してきてはいるものの、
単価の下落は目立っていないとのこと。原因は多々考えられる。

①警視庁仕様が30cmレンズ(従来型)を指定するため、メーカー側のラインが混乱
②原材料費の高騰により、価格を安価に設定したが従来品の価格に逼迫している
③従来型と同等のLED数を搭載するため、大きなコスト削減に繋がっていない
など・・・

また、矢印増設などの従来灯器における工夫がまだ及んでいないのだろう。

従来型灯器は、灯器本体に金具を取り付けできた。
しかし、低コスト型と設置する場合はこのU字金具を用いている。
灯器に穴を開ける必要はないものの、重量増による負荷が懸念される。


同じメーカーで比較しても、大きさは変わった。デザインも大きく変化している。
しかし、LEDの素子数は共に108個。レンズが5cm小さくなっても同じ機能を有す。

課題

今後、素子数を減らすことも考えなければならないのか。
視認性を少しだけ落としても、旧来の電球よりはずっと明るい。
また、ボディーもアルミやステンレスといった高価な材料でなく、
鉄を使用して原材料費を安く抑えることも視野に入れるなど・・・

いかに本体の価格を抑え、安定供給していくかが必要だ。
まだまだ、電球式灯器は国内に多数ある。しかし、置き換えれば
よいという考えだけで終えるのではなく、既存の初期LED灯器も
寿命を迎える。これらも随時置き換えを進めていかなくてはならない。

だからこそ、更なる低コストな信号灯器を開発・製造・販売して
いかない状況になるだろう・・・



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